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すずめの戸締まりのnamugeのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
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ハクとハウルを足して2で割らないみたいなキャラクターの草太くんがいきなり足の壊れた椅子になって猫とチェイスを繰り広げるっていう絵面がまず面白かった。椅子が全力疾走している様をアニメーションで描くとこんなことになるんやっていう面白さがあって、「君の名は」や「天気の子」よりは最初から結構素直に面白いって思いながら見れた。ノレた。

すずめと椅子の珍道中っぷりも楽しくて、富士山を見過ごしたと大騒ぎするすずめと、呆れる草太の会話も自然な感じで面白みが出ていて良かった。

あの小さかった少女が中学生になるまでの年月があの震災から経ってしまっていると言う事実に心が痛くなる…「君の名は」からも6年経ってるって嘘だろ…

すずめが最初から草太にあんなに惹かれる必然性はよくわかんない。過去話でなにかあるのかと思いきや、ただその場にいただけっていう。イケメンだから以上の理由はそこにはないんでしょうか。

監督が「魔女の宅急便」が好きなんだなってことはよくわかりました。
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