kyoko

すずめの戸締まりのkyokoのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

震災。警報の鳴る音は、まだまだ心がざわつく…。

未来は過去を変えられる。大きな流れに沿っていけば大丈夫。そんなメッセージを感じた。

「心の重さ」もひとつのキーワードだったように思う。環さんがすずめに心の底を吐露する場面は、デトックスをして軽くしていく過程を表していたんだろうな。
時代と共に動くといっていたから、東北にふたつの要石を移動させるために、ダイジンはすずめを誘導していたのかな。移動するには一旦抜かなければいけない。新しいことをするには今あるものを破壊して、心を軽くするには今あるものを吐き出して。

次元を超えるときの感じや、ダイジンがふかふかになったり痩せこけたりしてしまうところ、ハウルの動く城を思わせた。

公開日が11月11日で、陰が極まる日、木火土金水でいう「水」に当たる日、というのも気になる。
天の岩戸がくれや、アマノウズメ等、日本の神話を調べてみよう。
…と、観終わったあとも考え、調べてしまうのも、この映画のひとつの目的なんだろう。
kyoko

kyoko