Soseki

すずめの戸締まりのSosekiのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

見た記録です。以下、感動した方は読まないでください。



本作には高校生のすずめが東日本大震災で母を失った直後の4歳のすずめと言葉を交わす場面がある。ここに作品のメッセージが込められていて、それは良い。しかし、そこにたどり着くまでが問題。ご都合だらけ。

特に、すずめが出会って間もない閉じ師の草太(イケメン)にあっさり入れ込み、要石となった彼を助けるために、災害をもたらす扉を開けることを躊躇なく決断することに大きな違和感。震災を経験した上でそんな発想になるか?自分と同じようにまた親を失う子どもが生まれてしまうかもしれないのに。最終的にそう決めるにしても、ちょっとは悩もうよ。

後から自分が代わりの要石となるという発言が出てくるが、それまでの察しの悪さからも、君それできる?とか思ってしまった。
そしたらば、草太を要石に変えたダイジンと黒猫様が、何も言わなくても助けてくれるんだよね。

ということで、冒頭に挙げた結論に至る。
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