さー

すずめの戸締まりのさーのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.2
「君の名は。」から「天気の子」そして「すずめの戸締まり」へーーー今作ですべてが結実する。
2011年3月11日からすっかり変わってしまったこの世界へ、新海監督は何度もその存在意義を問い続け、ついに今作で彼の地を描くことになる。隕石や大雨で示唆するのではなく、これほど直接的に扱うことができるようになったのだ。それだけの年月が経ったということを、良くも悪くも実感する。

作品としての悪い点を挙げるのは簡単だけれど、見終わった今はただ、多くのスポンサーを背負い、たくさんの予算を費やし、それでもなお一貫して「あの日」そして「これから」を描く監督の姿勢と覚悟に涙が途切れない。

良い点も悪い点も、語り出せばきりがなく、、到底ここでは書き切れないので、耳貸してやんよという方は連絡ください笑
ただ、気に入らなかった点も今作のすさまじい大義を前にしては瑣末な愚痴に過ぎず、「とにかく見るべきものを見るべき時に見た」という気持ちでいっぱいです。
今日はここまでで、お返しします。
さー

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