あの時の悲しみ、苦しみ。
『お返しします。』
なんだろな、この既視感?
なんか知ってる。
涙が止まらないけど、最後に残った愛が永遠に背中を押す。
『戸締り』って、こうするんだなって、学んだ。
別にさ、祟りとか、呪いとか、目に見える【恐怖】をミミズで再現した訳じゃない。
その深さに気付いた時、もう、たまらなかった。
人の悲しみや、切なさ、虚しさ、苦しみ…その後に、その場所に残った幸せを追いかけて残ったその思いが、闇として残る。
呪いとか、そういうものなんだよね。
上手く説明しきれないけど。
そういったものをさ、ちゃんと、『戸締り』出来てるかな?
って思った。