プロスペック欠品

すずめの戸締まりのプロスペック欠品のネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ほんま震災孤児はあかんよ〜、、
松村北斗目当てで見てたのに不意打ちでボコボコにされました。
震災当時は宮城県の小学2年生でした。小学校の記憶はまじでないけど震災のことは覚えてます。ある意味あたし自身が雑味満載なのでこの作品をちゃんと見れてるかはわかりませんが、自己模倣とかオマージュとかそんなの目くれないくらい心抉られました。常世と現世、何言ってんのか最初意味わからんかったけどまじで上手く言ったもんです。芹沢くんの車に乗ってる時に宮城にいるって言われてやっと3.11かと繋がるくらい鈍感だったんですが(てか震災にここまで触れてくる作品が今までなかったからノーマークでした)、まさかのすずめちゃんが震災孤児だったとはです。壮絶すぎますわよ。
ほんと全部持ってったんですよ、ちっちゃいながらにやべえことが起こったって思ってたけど、まだちっちゃくて良かったのかもな。こんなばかでかトラウマ背負いきれません。
素晴らしい作品です。あの時の気持ちの焦りとか心臓のぐって感じが思い出せる。あたしみたいなやつはちゃんと思い出さなきゃいけないな〜と思います。映画で余韻に浸るのはよくありますが、見終わってからも手の震えが止まらないのは初めてです。まじで深海誠監督が大好きになりました。