このレビューはネタバレを含みます
圧巻の映像美は相変わらず素晴らしかったです。
個人的には、ああいったカタチで震災をテーマに扱うには少し早かったのではないかなと。
あと、劇場公開当時は、あんなにプロモーションしていたのに、震災がテーマだとは言ってなかった。
(少なくとも強く興味を持ってる人以外の大半には伝わってなかったと思う)
なので、観てから抉られてしまった人はたくさんいたのではないかな…。。
過去作などに比べてヒットしなかったのは、そのせいかなと勝手に推察。
ダイジン、サダイジンが、
悪者ひっかけありきで動いていて、
整合性も何もない感じになってしまっていて残念だった。
サダイジンは、オバサンに、嫌な心の内を吐露させる意味があまりわからなかった。
もし和解させるためであれば、
そこから、芯の部分まで吐露させるべきなのではないかと思うし、
自分ですごいことを言ってしまったという雰囲気の中、車に戻るかね…戻れるかね……
すずめもサダイジンのせいだとわかっていても、それだけで、あんなに整理し切れるものですかね。。
リアル風に描いてるようで、人間関係や心情がかなりフワフワしてて、どっちつかずの違和感がすごかった。
トータルあんまり私は好きじゃなかったかもしれない。
役者陣は素晴らしかった。