風来のリヨナ

クリーン ある殺し屋の献身の風来のリヨナのレビュー・感想・評価

3.6
ヤバイお魚屋さん

頼まれた機械修理やらゴミの収集やら町の雑務的なことをやってる寡黙なおじさん…クリーン。なにか集団セラピー的な集会に出てはいるが語ることは全く無い。唯一、親密に交流があるというか…両親を亡くした女の子ディアンダを何かと気にかけているようだ。

ある日、そのディアンダちゃんがまぁ悪い連中に付け入られ危ういところを救出。こういうおじさんは当然滅茶苦茶強い。ところが撃退した中にはお魚屋さん(魚の腸でクスリ取引してる)の息子が。一転、ヤバ稼業の人らに追われることに…みたいな。

あっ!敬虔なクリスチャンでありながら裏稼業における制裁的殺人行為を厭わない恰幅が良い敵のおじさん!

最近流行りの”パッとしないおじさんが実は…”系の強強おじさん。若干溜めが長い気がしますが、充分に元が取れるカッコ良さとクオリティだと思います。渋い…渋いよこのおじさん…なんて台詞の少なさだ…
凄腕の殺し屋が道具を入念に支度するシーン全員好き。

個人的に気に入ったのは、接写MRI、ボーリング場の一列ウォーク、殺人DIY、バーナーでタバコ着火するとこです。
風来のリヨナ

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