MaiSetsuna

夏へのトンネル、さよならの出口のMaiSetsunaのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

小説を読んで、凄く好きな作品だったので凄く期待して公開初日に鑑賞...。

元の話を知らずに映画だけ観れば面白く、凄く楽しめたと思う作品。


尺の問題なのか、私が小説内で好きだったシーンが事あるごとに殆どカットになっていて非常に残念に感じてしまった。

【以下、小説ネタバレもあり...気になる方は読まないでください】

えぇぇぇぇ....あのシーンもないの??マジ?

と思いながら最後まで観てしまった。

サブヒロイン川崎小春の話がフルカット...。
パシられて、買ってきた飲み物をその場で飲み干したり...バトルの話。

からの彼女の家で和解、どんな家族の元で育ったのかとか人間味が分かるシーンとか...

ラストで、友達になっててヒロインと食事してるシーンとか...。

あと、花火大会での主人公の母親の話とか...ここは主人公の人間味が見えて良かった筈なのに...。


この映画では主人公とヒロイン...二人の世界以外が殆ど描かれていない。

小説では、この二人を取り巻く友人等の人間関係がもっと丁寧に描写されるシーンがとても良かったし、個人的には凄く好きだった。

それが全部カットされてスッポリ抜けてしまっている感じで...

その二人だけにスポットの当たった不自然な世界観って感じがして没入感(?)...が感じられなかった。
MaiSetsuna

MaiSetsuna