hiromi

生きる LIVINGのhiromiのネタバレレビュー・内容・結末

生きる LIVING(2022年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

1953年、第2次世界大戦後のイギリス・ロンドン。役所の市民課に勤めるウィリアムズ(ビル・ナイ)は、毎日同じことを繰り返し、仕事に追われる自分の人生にむなしさを感じていた。ある日、医師からがんで余命半年であることを告げられる。最期が近いことを知った彼はこれまでの味気ない人生を見つめ直し、残された日々を大切に過ごして充実した人生にしたいと決意する。やがて、彼の変化は無関心だった周囲の人々をも変えていく。

解説: 黒澤明監督による『生きる』を、ノーベル賞作家カズオ・イシグロの脚本でリメイク。第2次世界大戦後のイギリス・ロンドンを舞台に、仕事一筋で生きてきた男性が死期を宣告されたことで、自らの人生を見つめ直す。監督はオリヴァー・ハーマナス。

私は偏屈じいさん主演の映画が好き。ストーリーは予定調和であっても、予想ができたとしても、ビルナイのの子供に余命を伝えられない気持ちも、子供の自分だけ余命を聞かされず、亡くなってしまったことも、女の子が子供に余命を知ってたかと聞かれた辛い気持ちも、痛感しておいおい泣けた。

序盤のビルナイが、人生の楽しみ方がわからないってセリフも切なかったな。あの眠れない酒場に連れてってくれた男は結構キーパーソンで、あの出来事がなければビルナイは変わってなかっただろう。黒澤明バージョンも見てみたいと思った
hiromi

hiromi