ビーバーのしっぽ

生きる LIVINGのビーバーのしっぽのレビュー・感想・評価

生きる LIVING(2022年製作の映画)
4.1
黒澤明のリメイク&ノーベル受賞のカズオイシグロが脚本とくれば、意識高い系の観客がくるはず。加えて土曜はサービスデーとなれば、ほぼ満席でも劇場外から音の出そうな食べ物を持ち混んだりするに違いない。と言うわけで日曜に鑑賞。しかし、午前中なのに酒に酔っていたり、本編上映中、しかも夜のシーンで場内が特に暗い時ににスマホ見たり、余韻も残ってるのにエンドロール開始と同時に大きな拍手したり、、困った観客がちらほら。。。

映画は面白かったですよ。脚本も映像もかなりこだわってるけど、見た印象はシンプルで分かりやすい。うまい米と塩で作ったおにぎりみたいな映画でした。カズオイシグロさんは残された時間を料理するのがお好きなようですね。

あと昔のブラウン管テレビみたいな小さなスタンダードサイズでの上映なので、普段より前より中央よりの座席に座る方が観ていて楽かもしれません。