誰かからの賞賛のためではなく、本当に誰かのためを想って自分のすべきことをする。死を迎える直前にブランコに乗ってナナカマドの木を歌う彼を見て、『生きる』を遂げたんだなあと思った。
彼のように生きることは決して簡単じゃない。みんなで誓いを立てたって継続するのは難しい。遊び場の設立は周りからしたら小さな出来事だったかもしれないけど、彼にとっては大きな一歩で、やり遂げるのに相当なエネルギーが必要だったと思う。
みんなが彼のように生きられなくても、ハリスやピーターはきっと忘れない。
私も誓いを立ててもすぐに怠けてしまったり忘れてしまったりするけど、こんな映画を観た帰り道だけは少し背筋が伸びるような気がする。ピーターが単調な毎日に嫌気がさした時遊び場を見に行くように、この映画を観ることで励まされる人も多いはず。
①2023/04/03
②2023/09/24
