画作り、衣装、街並みすべてが気品溢れる美しい映画
ビル・ナイの厳格さと悲哀が同居して演技も素晴らしい
日本特有かと思っていたお役所仕事感がイギリスでも同じようにあることに少し驚く
いわゆる余命宣告された後の人生をどう生きるかという普遍的な物語
自分の秘密を打ち明ける相手がその人でいいのかと若干主人公の行動にイライラしそうになりながらも、こんな人ですらも正しくなさを抱えているということなのか
終盤のシーンは美しくありながら、切なさも漂う
教訓的すぎて若干映画としての鋭さを欠いている気がしなくもないけど、広く万人に届くメッセージ性がある作品だった
