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生きる LIVINGのtokoのレビュー・感想・評価

生きる LIVING(2022年製作の映画)
3.8
人生の終わりが迫ってると知った時にどう生きるか。

仕事に無気力で無難な事務処理をこなす毎日を生きて来たウィリアムズ。
夢も希望も無い彼が最後にやろうとした仕事は、職場でも誰もやろうとしなかった事だった。

無気力な上司の下で働く部下も無気力になってるのは当たり前…面倒な仕事は引き受けたく無い。
でも、ウィリアムズは決めました。
命を賭けてその仕事をやり遂げ様と…それが彼が残した証になるなら。

無関心だった周りも巻き込み成し遂げる中で、無表情だったウィリアムズから表情が生まれる。

人の心を変えるのって自分が変わらないとダメだと誰もが知ってるけど出来ないんですよね…

余命半年のウィリアムズの人生。
人の為だけど、自分の心の後悔を無くす「生きる半年」でした。
そして、関わった人達にも生きがいの素晴らしさを示したのだと。
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