黒澤明監督のオリジナル版は
観たことが無いので
純粋にジーンと心にくる
素敵な映画だと思った
こっそりゾンビ呼ばわりされていた
ビル・ナイ演じる真面目な課長が
死を前に自分はなんて面白味の無い
人生を歩んできたのだろうと自分探し
でも仕事をサボってみても
楽しみ方もわからない
そんな虚しい事ないよね
子供たちの遊び場を整備して欲しい
婦人会の訴えも散々たらい回しにしてきたけど
コレだけはやり遂げないと!と一念発起
粘りに粘って、他の部署の人々も動かして
公園を作れたのは本当に誇らしかっただろう
終わり良ければ全て良しではないけれど
そんな心持ちだったに違いない
葬儀の帰りに市民課の同僚たちが
自分たちも課長を見習って仕事をしよう!
なんて言いながら結局書類は未処理のまま
山積みという現実がなんともリアル
黒澤明版も観てみようかな
ビル・ナイが去年この作品でアカデミー賞に
ノミネートされた時
授賞式に孫のシルバニアファミリーのウサギを
連れてきていたのが微笑ましくて忘れられない