ソ連初の女性の英雄ゾーヤ・コスモデミャンスカヤの伝記映画。
まさかのスターリン登場で隔世の感に浸ったりしてたら中盤までは割と凡庸。ソ連とその周辺国ではかなり有名なひととのことで、その事前情報があれば興味は継続するけど、そんなんしらんで見てたので、中盤以降のエグい拷問とレイプに心をやられる。
ほんとに痛そうだしほんとにめげる。似てる優先のキャスティングなので、主演のひとの美人じゃない感もあいまって、リアリティ強い。
ドイツ軍に使わせないよう村を焼くという、パルチザンの命令もひどかった。（日中戦争における堅壁清野みたいなものかな？）
しかも救いがないまま終わるという激鬱エンド。
ググると、この映画そのままの内容が実際に起こった（といわれている）っぽい。
プロパガンダにも使われたひとなので、脚色があったともいわれてるけど、それ差し引いてもすごかった。
面白かった。
