どらみ

魂のまなざしのどらみのレビュー・感想・評価

魂のまなざし(2020年製作の映画)
4.2
フィンランドの国民的画家ヘレン・シャルフベックの
画業と人生を決定づけた中年以降の
恋や抑圧的な母親との確執、そして創作

男性優位社会に屈せず
(実の兄は自分の建設業の収入は分配しないくせに、
女の物は男の物と彼女の絵の収入を当然の権利として搾取しようとする)
意志の強いまなざしで自分や自分の周囲を見詰め
愛し描き続けた日々

カンバス上のリズムが暴力的で発作的と評された彼女の作品
モダンで魅力に溢れる
展覧会があったら観に行きたいし
キラキラな人物画は部屋に飾って愛でたい

終生の友情を育み1100通もの手紙のやりとりが続いた
青年の絵は柔らかく愛に満ちている

私の大好きな強く凛とした女性像でした

オンライン試写で観て
公式さんに招待券をいただき
7月29日にミリオン座で再鑑賞
木漏れ日や緑色、光る水面
凛としたヘレン
美しいしピアノの旋律
やはりスクリーン映えする素晴らしい作品でした😊
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