Colette

魂のまなざしのColetteのネタバレレビュー・内容・結末

魂のまなざし(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

静謐さに浸るひとときだった。
純粋さゆえに外界を拒絶する
ような時間が画かれる。

人は生活環境で変化する。

厳格な母の存在は
自身の道を阻む者か?
貴重な悩みの種か?
という思いに至る
主人公の思考力と孤独感、
女同士の友情、男女の友情?を
じっくり見つめる機会になった。

日々の生活で繰り返される
変わらない光景や
母との暮らしの陰鬱さと、
寡黙な主人公の内面に
燃える激情を対比させ、
際立たせている。

"人をひざまずかせる絵が
描きたかった"と言う主人公は
納得できる絵が描けたのだろうか。
Colette

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