せりな

骨のせりなのレビュー・感想・評価

(2021年製作の映画)
3.0
アリ・アスター監督が好きだと言っているのがよくわかる作風。

モノクロの個性的な造形のストップモーションアニメで撮られた作品。
死体を使った儀式という不穏な内容だけど、どこかコミカルな雰囲気のカットもあったりして、不気味なだけではない。

地理の歴史が下敷きにあるそうだから、調べてみたらスペイン語のサイトには詳しく書いてあった。
チリ建国の背景にある憲法制定者に対する、権力と寡頭制に対する皮肉なんだね。
物悲しい雰囲気があるのも納得。
せりな

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