umi

エンパイア・オブ・ライトのumiのレビュー・感想・評価

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)
3.6
【人生を照らす光は、きっとある。】

1980年代初頭のイギリス。心に傷を抱えながら孤独に生きる中年女性ヒラリー(オリヴィア・コールマン )と、人種差別を受けながらもまっすぐ前を向き続ける青年スティーヴン(マイケル・ウォード)の出会いを通して、人生のままならさ、映画(映画館)の奇跡を描いた作品。監督は『007/スペクター』のサム・メンデス。

想像してた話と全然違ってちょっとビックリしたけど、観終わった時にああ、映画館てやっぱりいいよねえとなった。

「暗闇の中の光に、現実を忘れる」

映画館で映画を観る醍醐味、意味ってまさにそこにあると私も思う。映画は光。私も何度も何度も映画に救われてきた。

コロナ禍で映画業界も色々ストップして映画館離れもあった時、私もこのまま映画館てなくなっちゃうのかなとちょっと思ったけど、監督はその想いを映画にしたんだな。共感。

そして、オリヴィア・コールマンの名演 。やはりこの人が"普通のおばちゃん"で終わるはずがないね。素晴らしかった!
umi

umi