2023年劇場鑑賞7本目。
サム・メンデスということでわたしが勝手に期待しすぎたのもあって生意気にもこんなものかなという感想になってしまう。
前半はとっても好きだった。主人公の抱える孤独や日常が垣間見れた導入はよかったし、スティーヴンに出会い人生が彩りはじめたオリヴィア・コールマンのうきうき具合もなんかかわいい。
シンメトリーな構図とロジャー・ディーキンスの美しさも素晴らしい。どの画面も圧倒的に綺麗。
ただやっぱり恋愛がノイズというか。
お互いに今相手を必要としているという意味ではいいと思うけど、それが恋愛である必要はなかったと思う。ヒラリーの問題とスティーヴンの問題とサッチャリズムの時代、いまひとつうまく融合できていないように感じた。
でもとにかくオリヴィア・コールマンが素晴らしかった。