ポケ文太郎

エンパイア・オブ・ライトのポケ文太郎のレビュー・感想・評価

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)
3.9
2022年 イギリス🇬🇧

1980年代初のイギリス南部のリゾート地にある老舗映画館、そこで働く女性のお話

監督はサム・メンデス
監督自身が初めて単独脚本に挑んだ「個人的思いを込めた作品」らしいので、フィルム映画へのノスタルジックな感じなのかと思ったらちょっと違う印象でした

主人公の女性は心に闇を抱えていて、職場では上司による性的搾取
そんな彼女の職場に現れた若い黒人の青年
彼の出現で彼女の人生は変わるのか…

80年代の様々な“負”の面をいやらしくなく物語の中に取り込んで、最後には浄化させていく感じ
…なんか抽象的過ぎですね💦

当時声を上げれなかった人たちの声を聞く作品のような気がしました

監督の巧みな演出も良いのですが、そこに主演のオリヴィア・コールマンの見事な演技が加わってこその本作の説得力

「昔は良かった」
なんて言う人がいますが、やっぱり今の時代の方が恵まれていると思います
ポケ文太郎

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