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ティルのmittskoのレビュー・感想・評価

ティル(2022年製作の映画)
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【書きかけ】あまりに陰惨な、そして大変よく知られた、人種差別・ヘイト犯罪・ヘイト殺人事件の顛末を描く… 圧倒された…!(ΦωΦ) 素晴らしかった…!

史実の重要性に鑑みたのであろう、きわめて誠実に、知的に作られた作品で、あえて映画作りの手練手管を用いていない(カメラが少し冒険しているだけ、脚本なんて堅すぎるほど堅い) 主演のダニエル・デッドワイラーさんの芝居に全てを託し、ただそれだけを信じて、彼女の肉体をカメラで追い続ける(クローズアップへの決断、衣装メイクのプレゼンスが見事だ) そんなんだから監督は、エピローグで定番ベタな感動ストリングスを流す 迷いがない

映画的なトライを見たいという欲望が、正直ボクのなかではわき上がってしまったが この映画の迫真性の前には そんな趣味なんて無意味だ

※ 1955年8月、エメット・ティルがリンチを受け、惨殺、死体遺棄 ⇒ 67年後!やっと!やっとこさ! 2022年3月、「エメット・ティル反リンチ法」(リンチは連邦法で犯罪)発効 ⇒ 同10月、本作が米公開
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