【書きかけ】小クロネンことブランドン氏の脚本・監督作品ももう三本目ということで、まだ一本も観ていなかったボクとしては これはいかんと思い立ち、多少無理めに時間を作って観てきた
ブランドン、君は本当に映画作りが上手だね、大したもんだよ 技術もセンスも抜群 でもね、君が描くものは、ボクのような捻くれ者にはメッセージとして全然届いてこないのだよ
先回りが上手で、先手を打っておくことは、やっぱりナルシシズムとしては二流なんだと思う 感性と手腕に長けた君にはそれが出来てしまうわけで、そのことでかえって君の不幸は倍増しているわけだね
まぁこんなこと、君はしっかり認識していることだろう 余計な指摘だったね それでも創作を続ける君の姿に、ボクは心からの賛辞をおくります でもそこまでだ
（この感覚、『パスト・ライブズ』を観たときの感想とすごくよく似てる 『パスト…』と本作の二本は、おそらく、現時点でのアラフォー映画作家の困難を特徴とする、世界映画史の一段階に置かれるべき）
