このレビューはネタバレを含みます
女王様俳優のケイト様がパワハラオヤジを熱演。マーラー交響曲5番やエルガーのチェロ協奏曲など音楽的にも楽しめる。
ハラスメント映画だと思うけど、自分が気になったのはエイジズム。時代遅れだと年寄りの副指揮者を解雇したものの、若いチェロ奏者からはバカにされ、最後は東南アジアで学生相手にゲーム音楽の指揮をし、エンドロールでは作曲しかけの曲が今どきアレンジされて流れる。あんたの時代は終わってるよ、とオルガのせせら笑いが聞こえそう。高齢者叩きしている人がいつのまにか年を重ねてる現実にも似てる。ホラー。