ベルリンフィルの常任指揮者にまで登り詰めたリディア。長年夢見たその高みに居続ける事が実際にはどれほどハードで彼女自身をも蝕んでいくのか。
この難役を当て書きされたケイト・ブランシェットの美しさと、その何度でも挑戦し続ける逞しさが眩しい。
あのラストがまた素晴らしかった。
それにしても権力ってほんと怖いよねと。権力の持つ力と魔力の恐ろしさと、芸術に対してもう少し寛容な視点を持ってみてはどうですか?というメッセージも込められているように思いました。
加えてベルリンフィルの指揮者ってプライベートジェット乗れるくらいのポジションなのかと驚いた次第。