KAYA

TAR/ターのKAYAのネタバレレビュー・内容・結末

TAR/ター(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

受け入れ体制整ってない時に観ると辛いやつだし、評価もだいぶ変わると思う
今日は観たらダメな日だった
人が転ぶシーンにトラウマがあるので、あれから本当に辛くて、死んだような顔して即家に逃げ帰った

元気な時に観れば、Tarの精神状態と共鳴してる隣人や音にもっとワクワクしたんだろな
男性社会で生きていく為の処世術がいつの間にかアイデンティティとして染み付いてしまったのか
自尊心が肥大化すると他人は背景でしかなくなるのか
「ロボット」にはどのような意味が込められているのか

最初にエンドクレジットきて、あれなんか変だぞって期待高まり、CAPCOMの文字で更に違和感を感じるけど、最後の最後で衝撃の回収するのは好き
しかしあれが本当にハッピーエンドなのかは悩ましいところで、カタルシススコアは3点くらいかな。でもそれは、自分の、ゲームやアニメ文化に対する興味や理解が乏しいせいかもしれないとも思う

亡霊クリスタが至る所にいるらしいんだけど(怖)全然気づかなかったよー
2度目観ると更に面白いんだろうけど、喰らってしまったので当分観れないなあ

生と同等かそれ以上の存在であるキャリアに追い込まれていき、自分と正反対の自由奔放で謎多きキャラが突然現れて強く惹かれるも、それによりこれまで保ってきた絶妙なバランスが崩れて狂気が加速する感じ、総じてブラックスワンに似ているなあという印象
だけど、主人公が男性的で自信があって、ハラスメントする側であるという点は正反対だし、こちらの方が聴覚視覚どちらからも狂気の極まりを体感できた

キャンセルカルチャーって言葉があるみたいだけども、最後のトドメとして使われるとジェットコースター的展開にゾクゾクしちゃうわよね
あれこれって芸能界ではよく起きてる事なのかも

何いってんだか分かんなくなってきたのでもうやめる
KAYA

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