ともゆち

TAR/ターのともゆちのレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.7
キャンセルカルチャーについての話でもあり、それに伴う権力構造の話でもあり。某アーティスト告発のタイミングで観たのでリアルさが増す。。

バッハのくだりはターも学生もどっちも正しいと思うので、どの立場選ぶのかは個人の自由だと思うけど、これは指揮者の授業なのでターの言ってることの方が理解できるのでは。これだけでなくてこの映画全体でターが決定的にキャンセルされる過ちみたいなのは出てなくて、捉え方/報道のされ方次第なところなのが実際のキャンセルカルチャーぽい。やってることは権力の不均衡を利用した良くないことなんだけども。
最後Yellow clawみたいなダブステップかかってきてびっくりした。
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