このレビューはネタバレを含みます
ケイト・ブランシェットの演技の素晴らしさを見る映画。こんなに自然であることに惚れ惚れする。
レズビアンでパパという設定が分かる前からとても男性的な話し方と声のトーン。演奏部分は指揮がメインで、音楽よりヒューマンドラマ的な映画だった。全体的に淡々としているが何故か魅入ってしまう。
パワハラモラハラ的なシーンはあるもののセクハラは実際そんなにしていたのかは分からない。背景を描いていないので、観客の想像に委ねている部分も大きく受け取り手次第なのかなと。
カリスマ故の孤独とプライドの高さ。妻に相談したところで君に何ができる?というのも、まあ性格の悪い言葉もではあるが本音なのだろうなと思った。