バニラ

TAR/ターのバニラのネタバレレビュー・内容・結末

TAR/ター(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ベルリンフィルの首席指揮者になったター、音楽家として人としての生きざまは。
ケイトブランシェットが本物のカリスマ音楽家に見えてくる主演女優賞な演技、ドキュメンタリーさながらなシーンも、完成度高い。
名誉を手にしたターが追い詰められ苦しむ姿はリアル、それ以上に心の奥底にある物が怖かった。
音楽も愛も理想から堕ちていく終盤、到底わかり得ないけど狂気の世界なのか、幻覚はホラーな描写になってた。
ネタバレ。

芸術の境地は狂気と紙一重、悲劇が起きてしまうと思った。
何をもって乗り越えたのか、音楽への愛だろうか、ラストで指揮棒を再び振るターから狂気は消えてた。
物語は壮絶であり心理真相は難解、深い。
地元に設立された交響楽団のコンサートに行った、演奏がどうなのかもわからないけど誇りは感じた。
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