さけ

TAR/ターのさけのネタバレレビュー・内容・結末

TAR/ター(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

正直最初の印象はどんな状況になっても働けるのってすごいな。やっぱり手に職だなという感想でした笑

でもレビューをみてそんな意味があったのかと新たな発見はありました。
ターは傲慢で嫌な奴にみえるけど、いじめっ子から娘を守ったり(やり方は高圧的でしたが笑)音楽に向き合う姿勢は真面目でしたよね。作中でもよく手を洗っていたり少しの音にも敏感で気になっている描写がありましたので、おそらくかなり神経質でこだわりが強いんでしょうね。音楽に対しても手を抜かないのでそんなところが周りの人からすれば偉そうだと感じる要因になっていたのかもしれません。最後はシネマコンサート?で指揮をしてましたのでクラッシックとはかけ離れた場所にいて、そんな彼女を自業自得だ!と思う人もいるかもしれませんが、新たな場所で再スタートを切ったターには希望があるように私はみえました。

クラッシックって歴史もありますし、凡人には理解できない高尚なイメージがありますのでしっかり理解するのはちょっと難しかったです。
現代社会を皮肉った内容なんだろうなとは思うものの、3時間近い長尺のうえ会話が中心の作品なので正直もう一度みようとは思わないかな...

評価的には2.5ですが考察のしがいがあるのでこの評価にしました。
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