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TAR/ターの35のレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
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男やったら、SNSの普及がなければこうはなってない、という観点から。能力主義、完全に天才の苦悩、孤立「作品に罪はない」というリディアの意見は賛成だし崇高なものは後世に受け継ぐ必要があるはず。だから転落きっかけの理由こんな事で勿体無い....グヌヌと思った。授業の発言も指導者としては当然のことなのにな~キレる生徒がおかしくね。「君の魂はネットの書き込みに踊らされている」てリディアに言われてたけどホンマな。


講演の会話で垣間見えた音楽への誠実さ愚直さ研ぎ澄まされた精神。
高次元すぎて(誰がこの話についていけるん?客理解できてる?)と少し不安になるほど。この講演会のシーンがあったおかげで世界観に超没入できた!素晴らしい始まり方!

周りと次元違いすぎてて苦行だろ理解されないのつら。それでも音楽に関わり続けるラストはたくましく希望さえ見えた。凡人と共存する試練や!

全ての演出、言動に意味ありげで集中しないと展開見失うから終始緊張感。ケイト・ブランシェットじゃなきゃならん理由。彼女もまた天才。どういう特訓すればこんな超むずい複雑な役に完璧に没頭できるんだ意味わからん。おもろすぎ!
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