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ツユクサのapapattiのネタバレレビュー・内容・結末

ツユクサ(2022年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

父と一緒に見に行った作品。こういうほっこり系を摂取したいのだという。

描写がひとつひとつつながるように作られている様子は丁寧に作られている作品だなぁとは感じた。
小学生の描写が良くて、自分の子供がこんな感じになっていくのかなぁと思う。大人はみんな嘘つきだ!っていいながら泣きじゃくったり、魚さわるの気持ち悪いからとちょっと父に会いたくない気持ちをごまかしたり。

断酒の会メンバーがだんだん飲んでいっちゃうのもリアルなのかもしれない。お酒は泣きたいときに笑えるから飲むんだよ!言うてる場合かと思いつつこれはよいセリフ。
自助グループって日本だとたしかにこんな感じになりそう。ファイトクラブでしかみてないもんな。

転じて壮年男女の恋愛パートは難しいというか、想像ができなかった。未亡人の恋愛はまだわからない。わからないけど、本当に人の数だけ岐路がありそう、までわかった。葬式の坊主とそのまま付き合うってあるものなの?子供の遺影に前日まで不埒なことしない!っていっておいて嘘までついて、その直後に家でキスなんてのもあるもの?
この辺は当人しかわからない機微なのであろう、と思う。もしくは俺も50になったらわかる。

松重豊を五郎って名前で起用するのはあんまよくないんじゃない?よその看板担がせてはダメでは・・・?とは思った。
キスしたら迷惑ですか?はすごいなと思った。そんな奴いるのかな。

描写として着地してないなと感じる部分としては、
坊主と喧嘩した描写はなんだったのよ、ただのコメディ?
駅あるやんけ、踏切もあるんちゃうか?みたいな細かいところ。

あと隕石、最後海に投げちゃうの。幸運とアイテムの関連性はない、自分の道は自分で、みたいなモチーフなのだと思うけど。
ぶつかったのが本当に隕石かわからんし、作中で隕石としてペンダントにしてもらうのはひろった石だし、コウヘイとの友情のシンボルって要素を切り捨ててよかったの?って感じはする。
コウヘイと決別したいわけじゃないよね?年賀状来てるし。コウヘイはまだ半分もってるんじゃないの?って思うとえい!って捨ててるのはいんだけど、後悔しそうじゃない??
失恋したゴロウさんからもらったやつを捨てるならわかるけど。。。

あとラストジャンプで締めるのはよくないと思う・・・。
急にあそこだけいきなりワイヤーで釣ってファンタジーにするの変だよ。。。

なんで最後隕石投げちゃったの?
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