映画音楽を通して戦後イタリア映画史を観るような作品でした。
監督の作品らしく尺が長めなんだけれど、それを差し引いても監督の最高傑作ではないかと。
出演者の中には既に亡くなられている方が何人かいるのが悲しかったです。
マカロニウェスタン以前のモリコーネを知らなかったので、前衛音楽っぽいものをやっていたことなど、初めて知ることが多かったです。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』あたりからの流れは、涙腺を刺激されると思います。
作中でも言っていたように、今の基準に照らし合わせると、ハービーハンコックの作曲賞は無かったでしょうね。(最近では『ボヘミアン・ラプソディー』もノミネートすらされなかったし)
インタビュー嫌いのテレンス・マリックのパートがメモの読み上げと静止画だったのにちょっと笑ってしまった。