オム

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-のオムのレビュー・感想・評価

3.5
コリンファースは本当に英国紳士を体現している、みたいな一文を読んだことがあるけど、まさにそれな!と今回も膝を打った。佇まいがもう秀逸。スーツや軍服に愛されし男…。さすがに表情に刻まれた皺から歳月を感じるけれども、それでもハッとするほどカッコ良い。

ストーリーは実話ベース。
第二次世界大戦の各国の状況をある程度頭に入れていったけど正解だった。整理がしやすい。わからなくても楽しめると思うけど多少混乱はしそう。
(これを観た後に第二次世界大戦について改めて調べても理解が深まるのでよかった。)知識欲を刺激する展開だった。
流血の描写、戦場の描写最低限なので、それらが苦手な私でも劇場で最後まで観ることができました。
しかし、本当に現場じゃなく上層部の戦争ってこういう感じなんだなって切なくなった。配下の命を握っているというプレッシャーはすごいだろうけど、それでもその作戦の駒となっている現場の将校、兵士の覚悟たるや…なんだかなあ。

それから、正直そこで恋愛要素…!?みたいなとこはあったけど、コリンパワーでまぁ、コリンさんならな…好きになるか…と自分を納得させた笑

一つだけ覚えて臨むならイアンフレミングが007の作者ってことだけ覚えておけば楽しめると思います笑
オム

オム