このレビューはネタバレを含みます
原作ガチ勢です。
と、いうかポアロが大好きです。
それでも新解釈として前回のオリエント急行は楽しみました。
ただ、今回は、今回ばかりは、どうしても評価し難い。
ポアロの髭にまつわる話と、ポアロの世界大戦中の話と、ポアロの恋愛話、それからポアロの尋問。これらがどうしてもわたしには納得できなかった、原作から切り離した新解釈しても、あのポアロが『意味もなくすごく手入れをしている髭』というのがポアロらしいと思うのだが、実は髭で傷を隠してる?そんな味付けをされたらポアロのアイデンティティが揺らぎかねない。ポアロは世界大戦の時には退役済みで、亡命してきたはずだが、あの設定はなんだろう。戦争で活躍?いやいやい…恋愛…過去、ロサコフ伯爵以外だと、イギリス女性に若い時の恋したことがあるという表記は原作にもあるが、おそらく映画の女性はイギリス女性ではなかった。誰だあれ。
ポアロはあんなに手当たり次第に八つ当たり気味に尋問するはずがない!そんな描写になっていたのも残念。厳しい口調や思い込みで語るときも彼にだって時にあるが、それでも映画ではあまりにも手当たり次第に見えた。
ポアロが飲んでたのはチョコレートドリンクだった?その辺詳しく聞かせて!?!?
みたいになっちゃったので、原作ガチ勢なら気をつけてください!!!