60点
アクションの演出・音楽の圧倒的なかっこよさ、主人公プレストンを演じたクリスチャン・ベールの抑えた演技、そして感情がなかったプレストンが徐々に感情を取り戻していくまでの葛藤が丁寧に描かれていて、感情移入しやすい。
かっこいいアクションが観たい方、近未来の設定が好みな人におすすめである。
ここから下はネタバレで、惜しい点を紹介する。
まず、脚本の随所に後出しジャンケン感を強く感じるのが残念だ。
プレストンがテロリストたちを逃がそうとする場面から強く感じたが、特に伏線もなく実はこうだったと明かしていくため、悪い意味で「そんなの聞いてないよ」とげんなりした。
ここは好き嫌いが分かれると思うが、やはりプレストンが強すぎて、特に後半のアクションが駆け足で、最後の敵もあっさりと倒してしまうため、落胆が大きかった。