ハヤブサ2号

神々の山嶺のハヤブサ2号のレビュー・感想・評価

神々の山嶺(2021年製作の映画)
4.0
いいアニメを見た、という感じがする。
無駄なエフェクトはなく、淡々と進むイメージ。
しかし、そこには山への情熱と絵に宿る繊細さが同居する。
居酒屋の描写、街の描写、あの日本の街に感じる常にある落ち着きとノスタルジー。非常に丁寧に作られている。


羽生が山に惹かれるように、記者も羽生に惹かれていく。
2人の情熱が同じ道を走り始めた時、物語は命の炎を更に大きく燃え上がらせるのだ。



近年上映されたアニメ映画の中でもかなりの良作。
人々の中にある純粋な、体をつき動かすただ躍動する気持ち。
死ぬまで忘れてはいけない何かを奮い立たせる映画。