ぶみ

ブラックライトのぶみのレビュー・感想・評価

ブラックライト(2021年製作の映画)
2.5
巨悪を撃ち抜け。

マーク・ウィリアムズ監督、リーアム・ニーソン主演によるオーストラリア製作のアクション。
国家を揺るがす極秘プログラムを知ってしまったFBIの影の任務を担う通称「フィクサー」が、巨大な陰謀に巻き込まれる姿を描く。
主人公となるフィクサーをニーソン、FBI長官をエイダン・クインが演じているほか、エミー・レイヴァー・ランプマン、テイラー・ジョン・スミス等が登場。
物語は、FBIに極秘プログラム、巨大な陰謀と、先日観たメル・ギブソン主演『ブラッド・ファーザー』同様、もはや手垢が付きまくったキーワードばかりであり、全てが想像の範囲内で進行、予告編を見れば何となくラストまでわかると言っても過言ではない。
ニーソンとウィリアムズ監督がタッグを組むのは、『ファイナル・プラン』以来、製作も加えると『マークスマン』に続く三回目であり、映像も安定のクオリティ。
ただ、いかんせん、肝心の物語が凡庸すぎて、なおかつ後半が失速気味になるという残念な展開に。
ニーソン主演のサスペンス・アクションということで、観る側が事前にある程度のレベルを想定してしまうのだが、残念ながら、その期待以下に終わってしまい、来週には内容を忘れてしまいそうな一作。

大事なのは誰に従うかだ。
ぶみ

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