トムトム

仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダルのトムトムのレビュー・感想・評価

1.3
最悪。
作品を終わらしてどうすんねん。アホか。

10周年記念で主要キャストも勢揃いし、劇場も初日とはいえ満席で皆に愛されている作品と実感できました。
それだけにコレは許せません。

またアイツらに会えるという嬉しさの反面、あのエンディングから何の話をやるのか?無茶苦茶不安だったのですが不安の方が的中しました。

平成ライダーでも屈指の美しいエンディングの作品にまさに泥を塗る行為です。

東日本大震災の年に放送された作品だけに主人公・映司の内に秘めた欲望にも強く頷けましたし、それに対する回答としてのエンディングも素晴らしい物でした。

それを今になってこんな映司の運命を見せられたら、ドクター真木の「醜くなる前に美しいまま世界を終わらせたほうがいい。」という主張の方に同調してしまいそうです。

ただただTVシリーズの感動のラスト変身を逆パターンでなぞるためだけの展開や、あのラストは本当に辟易しました。

てか何でラスト、分離したん?

「W」や「フォーゼ」だったらその後の活躍を見たい気もしますが、「オーズ」はそっとしてあげて欲しかったです。

ちょこちょこ映画に登場したりしていましたが、映司は今も世界のどこかで人助けしながらアンクのコアメダルを持って放浪しているでいいじゃないですか。

近年の東映のVシネクストの諸作品は本当に作品に対して愛があるのかどうか疑問があります。
「ゼロワン」の不破さんの扱いや「ビルド」の展開もなー。

特撮ファン特有の画面のチープさや展開の荒さ、低予算さを「そこは置いといて」と見なかった事にする能力をもってしても結構キツかったです。

せっかくの記念作品なんだから東映さん頼みますよー。

低予算ながら頑張っていると言うよりも少しでも稼ぎたいとしか思えなくなってきました。

しかし主要キャスト陣が集合したのは嬉しいですし、伊達さんと後藤ちゃんの相変わらずのバディ感は良かったです。
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