とても良い映画だった。聴こえない主人公を通して観ているこちら側に聴こえること聴こえないこと両方を意識させる演出が随所にあって凄くいいなと思った。エンドロールも素晴らしい！縄跳びの音が余韻替わりのように微かに聴こえて場内が明るくなる隙のなさに鳥肌。岸井ゆきのさん、こんな役もできるとは…彼女の演技の力量にも驚き。ボクシングのシーンはどれも良かったけど、会長と鏡の前でシャドーするのが印象的だった。あと別のボクシングジムを紹介されたときの"難しい"理由にクスっとしてしまった。そうじゃないけどそりゃそうだよねってかんじで。
手話を学びたくなるような気持ちにもさせられる。メ～テレさんの作品はなかなかに侮れない。
