原作は未読。とても良い映画。三宅監督いいね。(「ケイコ」も良かった！)
ケイコの時も感じたけど、主役たちが生きている世界をそのままにして観客に観せること。ふたりのLINEのやりとりを表情だけで表して内容にはふれない。そういうシーンがちょっとあるだけでリアリティが増す。なにより背景の音(BGMも)が過剰じゃない。
ふたりを腫れ物や困ったちゃん扱いしない職場の人たちがいい。自分もそうありたいと自然に思える。
ふたりの距離感もいい。靴を脱いでおじゃましますとそろそろ心の中に入って行く感じ。
付き合っていくのは人間関係だけじゃない。病気も仕事も悲しみも。それぞれの小さな星の人生だね。
