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ケイコ 目を澄ませてのnumasanのレビュー・感想・評価

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)
3.6
岸井ゆきのさんが日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を見事獲得した作品です。おめでとうございます。私が好きな俳優さんだったので嬉しく思います。
この作品は以前から観たいと思っていたのですが、なかなか観ることができずにようやく観れました。
主人公の小河ケイコ(岸井ゆきのさん)は耳が聞こえないハンデをもちながら好きなボクシングをやりたいと頑張る姿がとてもいいです。
日常での生活のシーンで、耳が聞こえないことでの工夫がよくわかりますし話すことかできないので、字を書くかあとは手話と表情で相手に伝えるしかありません。
中盤このままボクシングを続けていいのか?と葛藤するところがありますが、岸井ゆきのさんはそれを見事に演じていました。もともと表情で豊かな表現ができるすごい人だなと思っていたので、その表現力はさすがでした。
ほとんどがボクシングの練習と日常での生活の繰り返しという単調な感じではありますが、練習シーンでこんなことまでできるようになっている彼女に脱帽です。かなりの練習をしないとあんなことはできないでしょうから…。受賞されたのもわかります。
余談ですが今回この作品を観た映画館は、名前が「CINEMA NEKO」東京都青梅市にある平屋建てで木造建築の63席でワンスクリーンしかないところですが、カフェも併設されていることと木の温もりがとても良い感じでした。ミニシアターは、初めてでしたが結構良いものですね。
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