映画館で見逃して観たかった映画。あぁやっぱりこの映画は映画館で観たかった。
設定もあり、セリフは最小限。その分ミット打ちのコンビネーションパンチの練習の音、縄跳びの一定のリズム、映像・光・表情が語りかけて来る。
耳が聴こえず話せないケイコの心の内を痛い程に感じる事が出来るのだ。
何故ボクシングをするのか？ケイコのボクシングはまるで人生のようだ。苦しくて辛くてケイコはニコリともしない。
頑なで真っ直ぐなケイコが、ラスト受け入れて気づいてまた走り出す姿にジンとした。そして職場や友達と会ってる時の笑顔を見てホッとした。
岸井ゆきのと三浦友和の演技が素晴らしかった。
