主役は「日常の、音」。
いや、岸井ゆきのさんであることは、
分かってます😑
でも、全編に流れる電車の音、蛇口から流れる水の音、服が擦れる音、そんな日常の音が、とにかく素晴らしい。愛おしい。
そこに加えて、ミット打ちの音。
当方もボクシング好きで、ジムにも通っていたんですが、あのミット打ちの音はホンマ気持ちいいんです!
って、思ってふと、気づいた。そうか、これ全部ケイコには聞こえてないんだ。
ちょっと話飛躍するかもですが、サブスクで音楽とか簡単に聞けるようになって、常になんか流してたりする。けど、聴こえる自分が楽に気持ち良くなれるものに流れて、普段の音を聴いてないってどうなんだろう。
耳を澄ませれば、聴こえるのに。
試しに、見終わって、何も音楽流さず、カップラーメン作ったら、ナイロン破る音とか、なんか最高やった。