このレビューはネタバレを含みます
心地のいいけどお腹の下らへんが少し熱くなる映画。
聴覚が幾分敏感になった気がする。
これは映画館で観たかったな。
ケイコの忙しない”心”の動きに、熱くさせられた。
言葉を扱うって本当に難しくて高度な技術だと思う。言葉がないからこそ純度高く伝わってくるこの感じ。
・BGMがないのが好き。映画見終わった後に挿入歌が耳に残るあの感じ、この映画に関してはミット内の音、縄跳びの音、風の音、電車の音、雑踏…あたりが耳に残った。
・3人でランチをしながら手話で話すシーン。手話は一切勉強したことがないが、だいたい何を話しているか予想がついちゃうところ。言語なんてただの記号なんだよなぁ…。聞こうと思えば、知ろうと思えば言語に頼らずとも感情を共有することはできる
・弟が音楽を作っているシーン、なんで綺麗な音だろう。BGMがない分、ちょこちょこあるそのシーンが凄く貴重で、洗練された音を聞いた気分になる。
岸井ゆきのさん、すてきな女優さん…
よき時間でした。