よしおスタンダード

左様なら今晩はのよしおスタンダードのネタバレレビュー・内容・結末

左様なら今晩は(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

No.4147

彼女に振られた平凡な会社員男子の部屋に、美女の幽霊が現れるお話。

その幽霊に以前からずっと見られてた、と思うと、男子としては顔から火の出るほどハズいけどw、

意外と切ない要素があって、よかった。
セリフがいい。

シーンによる「光」の切り替えがよい。

久保史緒里に当たる「光」が、時間経過やシーンによって変わるのが、とても美しい。

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同じ尾道が舞台、かつ「異界の者との交流」という共通点で、どうしても大林宣彦の『さびしんぼう』を想起させるが、

愛助のほうも、さびしんぼうに劣らずいい意味で「人間臭く」、なんか見てて切ない。

実は荒井だった愛助のお墓の場所が、西願寺だったら完全に「さびしんぼう」へのオマージュだなぁ、なんて妄想してた(笑)

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霊や、今世のものではない人々との交流を描いた映画は、名作が多い。

大林宣彦『異人たちとの夏』
黒沢清『岸辺の旅』
黒木和雄『父と暮せば』
『ゴースト/ニューヨークの幻』
『フィールド・オブ・ドリームス』
『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』

まだまだいっぱいあるね。