自衛隊のクーデターを描く、とてもラジカルな映画です。おまけに自衛隊がブルートレイン(←昭和だなぁ)をジャックして爆破する。そりゃ、こんな過激な映画に自衛隊も国鉄も協力するわけもない。最高です。
設定は申し分ないし、豪華なキャストも申し分ないです(主演の渡瀬恒彦も良いですが、首相役の滝沢修がインパクト強し)。
しかし、わりと早く計画は頓挫し、後半は残党による無益な反抗活動に費やされ、やや盛り上がりに欠けるというか、期待したほどのスケール感がないのです。
本物のブルートレインがではなくセットをしているので、走行してい感じが全くなく、それがスリルを欠いている一因かも。
あと、この手のパニック映画に吉永小百合が出ている違和感も…。