皇帝のいない八月の作品情報・感想・評価・動画配信

「皇帝のいない八月」に投稿された感想・評価

RT

RTの感想・評価

3.8
話の流れがものすごく緻密に構成されていて最後まで飽きさせず鑑賞できてた
日本のいちばん長い日に似てる
全ての登場人物にそれぞれの正義があり、最後はただただ切ない気持ちに
tristana

tristanaの感想・評価

4.0
自衛隊のクーデターで寝台特急をハイジャック。通路が狭い。70年代以降のサッツンの中ではフィクション強め。滝沢修がほとんど主役ぐらいの扱いなのが良い。山本圭の出演作を見るときは常に前髪との闘い。内閣調査室室長の悦史だけ常にアウトドアの服装。吉永小百合が父三國に振る舞う瓶のウニ、ワイン以外飲まない老いてなお佐分利。話は尽きない。
藤崎をただ理想を語るだけの狂人として描くのではなく、冷静沈着に議論が出来るインテリ右翼として描けばいい。そうしたらさらに手に負えない怪物と化すのではないだろうか。だが、左派の山本薩夫は意地でもそうしたくないだろう。
しかし、利権塗れの政治、そこには右左の思想は無く、私利私欲だけが渦巻く政権下では、藤崎のような人間が生まれるのだろうか。それを山本薩夫は描きたかったのか。
昔の日本には、右翼と左翼がどちらもこの日本を想い、未来を築こうとし、ぶつかり合っていたのだ。今とは比べものにならない。
それを忘れていた私は反省しなければならない。
以下の二点において、本当はスリルもあったはずなのに入り込めなかった。

・アパートに着物姿の吉永小百合が住んでるわけないだろ(怒)

・主人公の男たちが自己中すぎて行動原理の理解が追いつかず、クーデターについても「で?」となってしまった。

レトロなコンピューターと諜報器具は、カッコ良かった。
憂国の自衛隊員によるクーデター。当時のリアリティでもって語られる物語だが劇中を取り巻く状況が恐ろしいほどに今現在へと符合していく。当時とは違う様相で日本国内のクーデターやテロが現実味を帯びてきた気がする。まあしかし仮に今この題材をやるとしてもクーデターが成ってしまうシナリオしか考えられん。
Jimmy

Jimmyの感想・評価

3.8
この2時間20分の映画を観ていて、「さすが山本薩夫監督の作品らしさが出ている」と思った。他の監督には、こうした骨太な作風の映画は作れないと思う。政府の力関係や駆け引き、元自衛隊メンバーによるクーデター事件、列車乗っ取り事件などを万遍なく描く力量はさすが山本薩夫監督である。

また、何と言っても、出演陣の豪華なこと、この上無い。
クレジット順では渡瀬恒彦と吉永小百合が最初だが、佐分利信・三國連太郎・滝沢修・小沢栄太郎・丹波哲郎・山崎努・大滝秀治・太地喜和子・高橋悦史・神山繁・森田健作など大物だらけのドラマの中に、列車乗客として岡田嘉子・渥美清なども出てくる物凄いメンバー。

物語詳細は割愛するが、自分は本作をとても楽しく目を見張らせて観ることが出来た。
個人的には、なかなか良くできた娯楽大作だったと思う。

この作品の公開当時、世評があまり良くなかったので未見であったが、やはり確かに山本薩夫監督作品であった。
列車が走行しているように感じられない=時間が進んでいるという実感が持てないからハラハラしないし、群像劇としても中途半端だが、残り5分くらいから始まるスローモーションがどうかしていたから愛せる。
alsace

alsaceの感想・評価

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今だと絶対に映像化出来なさそうな題材。
お金かけた昭和の娯楽作として鑑賞しました。
キャストも豪華。
凄い役者さんが勢揃い!

昭和の懐かしさに浸りながらも、今も昔と何にも変わっていない事に落胆してしまった

渡瀬恒彦が血走った目をギラギラさせ叫んだ言葉は今聞いても共感できる
そうなんよな、結局生きていて欲しい人、志しのある人は潔く散ってしまうのか
汚い政治家やその取り巻きは、ずる賢くのうのうと暮らしているのに

私は渡瀬恒彦が演じた男を指示するよ

現代でも声を挙げる人を指示する、ただ死なないで欲しい
惨めでも、苦しくても、理不尽でも生きていて欲しい

渡瀬恒彦の剥き出しの情熱に、改めて現在の日本の状況を憂いてしまう

当時の役者さんって目力が半端ないよね👀

このレビューはネタバレを含みます

https://umemomoliwu.com/kotei-no-inai-hachigatsu
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