山映画のオススメに出てきたので予備知識なく観ました。
舞台設定はイタリアのドロミテのアンテラオ山、出てくるのは英国人俳優達扮する英語話者のクライマーのみ、映画の撮影舞台はセルビアという、なかなか凝った作り。映画製作国は日本ではイギリスとなってるけど、海外サイトでみると英国とセルビア合同制作との表記。面白いので深堀りすると、この映画の全撮影地はセルビア国内で、メインの岩場はジェラスニカ渓谷、しかも撮影に使ったのはたったの1ピッチっていうから驚きのSFX力(りょく)!コロナ期間中の撮影だったらしく、撮影後帰国前に隔離などあったそう。俳優さんたちご苦労様でした。敬意を評して★3.5に。
ストーリー的には、最初からエグく、途中の描写も情のかけらもない残虐な部分が多くてちょっと辟易。最後彼女が無事脱出してよかったけれど、なんつうか、山に登る人に悪い人はいないという性善説を全部ではないがなんとなく信じてる身としてはあれほどの悪人がクライミングに来るっていうことに結構ダメージを受けた感じ^^;